2006年11月27日
内閣官房長官
塩崎 恭久様
万波先生の移植医療問題について
(要 望 書)
移植への理解を求める会
代表世話人 向田 陽二
電 話
0895-**-****
拝啓 日ごろ、移植医療に対して多大のご理解、ご支援をいただき、まことにありがとうございます。
私たちの会は、宇和島徳洲会病院の万波誠先生に、腎移植をはじめ泌尿器科にかかわる各種疾患の治療を過去、現在、受けている者とその家族を中心に構成する組織です。移植医療や地域医療に関心を持つ一般の人たちも含め、会員は600人を超えています。
今、愛媛をはじめ中四国の移植医療を牽引してきた万波誠先生と、そのグループの先生方が、一連の腎移植問題で、批判の矢面に立たされています。特に病気腎の移植問題では、専門医から「移植医療では考えられない行為」と批判され、マスコミ報道も「ルール違反」「密室の行為」と、厳しく指弾しています。
確かに医療の公開性、公平性という点から、改善すべき点は多くあると思いますが、万波先生は、金銭欲や名誉欲とは無縁の人で、患者の命を一人でも多く救うことに心を砕き、大きな実績を積み上げてこられました。多くの患者と家族が、先生に尊敬の念と、感謝の気持ちを抱いているのも事実です。そのことに、ぜひ目を向けていただきたいと思います。
私たちが一番危惧するのは、今回の臓器移植問題によって、高度な医療技術を持つ万波先生とグループの先生方が医療活動を続けられなくなる事態に陥ることです。万一、そうなると、患者と家族にとって、地域にとって、また国にとっても大きな損失になると思います。今後とも先生方が、移植医療を続けることができるよう、多大のご配慮をお願いいたします。
また、移植を望む患者にとって、病気腎の移植は、臓器提供者が極めて少ない現状のなかで、移植医療に新たな道を開くのではないかという期待を抱かせます。「病気腎の移植は再発のリスクを考えると、とんでもない行為」と門前払いするのではなく、医学的に十分、検討したうえで、利用できるものは利用するという方向に、前向きに考えていただくよう、お願いいたします。
以上、二点について要望いたします。 敬具